SEG 10日目
SEG研修もいよいよ最終日です!
2日間泊まったホテルからバスでニューアーク空港へ向かいました。
空港内では、最後だからと散財する人、友達とお金を出し合い何かを買う人、硬貨を少しでも減らそうとする人など、アメリカでの最後の時間を自由に過ごしました。
飛行機内では初日よりも慣れた手つきで自分の座席を見つけ、これからの13時間のフライトをそれぞれで快適に過ごすための環境をつくることができました。
離陸してからは映画を見たり、本を読んだり、睡眠をとったりしていました。
機内食は、2食とも2種類ずつ選ぶことができました。
いよいよ成田空港に着いてしまうと、まわりが英語だらけでないことへの安堵感とアメリカを離れてしまったことを惜しむ声が聞こえました。先生方、添乗員さんからこの研修とこれからの学校生活へのお言葉をいただき、無事入国検査と税関を通り、日本に帰ってくることができました!
〜SEG研修を通して〜
MITやハーバード大学での研究者の方達との交流、私たちのアイデアのプレゼンなど普段はできない貴重な時間を過ごすことができました。積極的に質問をすることができるようになったり、自ら英語で話しかけてコミュニケーションを図るようになったり、将来世界で活躍するためのスキルアップをすることができました。
初めは困惑していたレジでの対応(早口の英語)や硬貨の使い方などにも慣れてきて、最終日に近づくにつれ自然と買い物を楽しむことができました。アメリカの大らかな雰囲気にも慣れ、全体を見渡しながら生活する余裕も出てきたと思います。アメリカを全身で感じられました!
私たちは「出会い」、「まわりの環境」、「言葉」の大切さを改めて感じることができました。この経験で得たこと、感じたことを忘れずに、これからの学校生活に活かしていきたいと思います。
私たちがアメリカから持ち帰ってきた熱量を学校全体に広めていけるようこれからも頑張っていきたいです。
素晴らしいSEG研修となりました!
Fin.
SEG 9日目
SEG研修も残すところもあと1日!
9日目の今日は国際連合本部と自由の女神像、タイムズスクエアに行ってきました!
午前中は国際連合本部に行きました。
職員の方々の案内のもと,安全保障理事会,信託統治理事会,総会などの主要な施設を中心に回りました。
そこで,各国が軍縮に向けてかけている金額が武器などの開発にかけている金額よりも遥かに上回っているということを知り,まだまだ平和に対する意識,関心が低いと感じました。日本は世界で唯一原子力爆弾を投下された国として,世界中で戦争・紛争が起こらないように尽力し,平和主義を掲げる国として当然の義務をまっとうしなければならないと思いました。
ツアーを通して,平和,平等について考えるいい機会になったので,貴重な経験をすることができました。
午後は自由の女神に行きました。
専用のフェリーに乗り,リバティ島を訪れました。
自由の女神はフランスからの贈り物であり,土台部分をアメリカ,上座部分をフランスが担当したということを学びました。また,自由の女神を後ろから見るという稀な体験をしたり,フェリーの甲板からマンハッタンの景色を見たりして,大いに楽しみました。
夜はタイムズスクエアに行きました。
SEG最終日前夜にふさわしい素晴らしい場所でした。
有名な店舗がいたるところにあり,東京以上に賑わう中,各々がショッピングを楽しみました。
夕食はタイムズスクエアの中心にあるババガンプという店でとり,チーズバーガー,フライドチキン,スペアリブ,フライドシュリンプの中から好きなものを選びました。
SEG 7日目
7日目の本日も、ボストンにてMIT、ハーバード大学で研修を行いました。
午前中は、MITの研究員の方々に大学内の案内をしてもらいました。教室の中まで入ることのできる機会は滅多にないので、とても良い経験になりました。
昼食は、午前中案内をしてくださった研究員の方々とランチ交流をしました。それぞれの経験に基づいてとても貴重なお話をいただき、将来の選択肢を増やすことができました。
午後はハーバード大学へ移動し、大学内のキャンパスツアーと在校生の方に特別講演をしていただきました。キャンパスツアーでは大学の歴史を実感でき、特別講演では大学の歴史や学部の種類など、様々なことを紹介していただきとても興味が湧きました。
SEG 6日目
SEG5日目
今日は1日を通して、ボストンで二箇所の訪問をしました。
まずは電車でMITのJasanoff Labに行き、Bartelle先生によるキャリア講演を受け、ラボツアーをしました。Bartelle先生は脳科学の研究をなさっている方で、かなり専門的で難解な内容を英語で聞くことは滅多にないので、先生の説明を理解することは難しかったです。しかし、自分の研究は意味のある事で人の役に立つと信じることが最も大切だと言う言葉はとても印象的でした。
時間が昼時だということで、僕たちは昼食を食べることになりました。自分達で自由に昼食をとって良いと言う事だったので、僕はペッパーライスのようなものを食べました。味は非常に美味しく、量は日本のものよりもかなり多いと感じました。
次に僕たちは、ケンブリッジイノベーションセンター(通称CIC)を訪問し、2人の方から講義を受けました。1人は日本人とアメリカ人を両親に持つ方で、非常に力強いオーラを放っていました。もう1人の方は日本人なのですが、社会人になった後に自分のやりたいことを見つけ、海外の大学にインターンシップに来ているというとても行動力の大きい方でした。CICに勤めている方々は非常にエネルギッシュで明るいように感じました。彼らの言葉で感銘を受けたものは多いのですが、最低限の安全地帯を保てば、いつどこで失敗しても問題ないという言葉は特に印象的でした。
余談なのですが、昼食後の隙間時間に研究班で明日のプレゼンテーションの打ち合わせをしていた際に、隣に座っていた方に話しかけられました。彼はとても気さくに僕たちに話をしてくださり、君たちの英語は素晴らしいから、日本語を話す時のようにもっとリラックスした方が良いというアドバイスまでくれました。
その方は上司だという女性と座っていたのですが、彼らはCICに勤める人の中の2人でした。
SEG 4日目
今日は朝の5:20にワシントンを発ち、ユナイテッド航空の国内線でボストンに向かいました。空港までに通ったルート66はディズニー映画「カーズ」のモチーフとされていたもので、歴史のあるアメリカの国道を堪能できました。
ウォルマートを道中に訪れました。アメリカらしい、物に溢れた巨大なスーパーで、アメリカのパワーを肌で感じられました。大きなカート、怪しい色のジュース、充実したスナック菓子などを目にし、皆とても興奮していました。ボストンのひんやりとした風、雲ひとつない空が心地よかったです。
ボストンでは最初に、ウッズホール海洋研究所を訪れ、これまで行ってきた海底探査の資料や、探査に投入された潜水艇、下村修さんの研究について説明を受けました。担当の方のユーモアを交えた(英語による)説明は少々難しかったものの、とても面白く、皆きちんと理解しているように見受けられました。この研究所では、あの有名なタイタニック号を発見したり、墜落したフランスの航空機を発見したりと、潜水艇による調査で目覚ましい成果を挙げていました。また、海洋生物の生態の研究も進んでおり、ヒトデには体の一部が千切れても再生する能力があるとか、カブトガニの血は青色をしていて、色素を作ることに応用できるとか、目から鱗な知識を教えてもらいました。さらに、滅多にお目にかかれない調査船をそばで見ることができました。驚かされる体験の連続で、強く印象に残りました。
懇親会がボストンのレストランで行われ、MIT の日本人研究者のお話を伺いました。筆者の班でお話をしてくれた方は、MIT の大学院に在籍していて、アメリカの大学や研究施設が日本のものよりずっと恵まれた環境を提供していること、専門分野の化学とその応用先の有機ELのこと 、高校時代は部活と学業をきちんと両立していたことなどを話していただきました。MIT ではとても多くの宿題が課され、学生は大学に入った後もしっかり勉強するが、その背景には最終学歴よりも大学で行なってきたことを評価するアメリカの文化があるということが分かり、日本との社会の仕組みの差に気づかされました。アメリカの大学では学費を財団が肩代わりしてくれたり、場合によっては生活の足しにできるお金を援助してくれるのだという話を聞き、そういった文化が結果としてアメリカの他国の追従を許さない科学研究の発展を後押ししているのだろうと思いました。アメリカ帝国の繁栄を支える裏側のシステムを垣間見たような気がしました。